食事中にむせることが多かったり、食べた物が喉につっかえているような気がしたり、食後も食べた物が何となく口の奥の方に残っているような気がするようになってきていませんか?
実はそんなとき、食べた物が完全に飲み込みきれていなくて本当にのどに残っている場合があるのです。
何かの拍子にたまたまむせてしまうこともありますが、日常的にむせたりつっかえたりするようになったときは、飲み込む力が弱くなってきている可能性があります。
この記事では飲み込む力を鍛える方法をご紹介します。
飲み込む力が弱いとどうなる?
食べ物を飲み込む力が低下してきたときには、喉の筋肉を鍛えることが良い方法です。
喉の筋肉を鍛える方法をお伝えする前に、まずは食べたものが食道を通っていくようすを確認しておきましょう。
まず食べ物を飲み込もうとしたときには、喉の筋肉が喉仏を引き上げられて喉頭蓋が閉じ、食道の入り口は開いて気管は閉じます。
正常な動きであれば、これで食べた物は食道を無事に通過していくわけですが、喉の筋肉が弱くなっていると食道は完全に開かず、気管は完全に閉じないという状態になり、むせたりつっかえたりしやすくなるのです。
むせることが多くなってくると、飲み込みにくい食べ物を敬遠するようになるので、ますます飲み込む力は弱まってきます。
弱くなってきて怖いのは誤嚥性肺炎、つまり食べ物が誤って気管に入るときに一緒に細菌も吸い込むことで引き起こされる肺炎です。
そんなことにもならないように、飲み込む力を鍛える方法をご紹介いたしましょう。
飲み込む力を鍛える方法
それでは飲み込む力を鍛えるための、喉の筋肉を鍛える体操をご紹介したいと思います。
トレーニング方法にも色々ありますが、今回は道具を使わずにできる方法です。
はじめに、仰向けに寝ます。
その状態で首から上だけを上げるようにして頭を上げ、つま先を見てください。
腹筋を使ってしまうと効果が薄れるので、肩は上げないようにします。
頭を上げた状態を30~60秒くらい保ってください。
(無理は禁物です!できる範囲でお願いします。)
その後、頭を下ろして60秒ほど休みます。
この上げ下げを1セットとして1日に3セット、朝に目覚めたとき、夜の就寝前などに行ってみてください。
まとめ
喉の筋肉が弱くなってくると、飲み込む力も弱くなってきます。
簡単なトレーニングで飲み込む力の回復が期待できますので、ぜひ試してみてください。
また、今はまだ飲み込む力の衰えを感じていなくても、予防のために鍛えておくこともおすすめです。
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