今のスマホやiPhoneはカメラ機能がどんどん進化してきて、便利で高感度になりましたね。
しかも、いつも持っているから、
あっと思ったらすぐ撮れる・・・
シャッターチャンスを逃しにくい・・
そこがいいところ。
一方で一眼レフやフィルムカメラを手にすると、こちらは “撮りたい”衝動にかられます。
でも使わずにしまっておくと、あらら大変なことになっているかも?
カメラのレンズってカビが生えやすいってご存知でしたか?
使わないまま放置していて、いっそ処分しようかなんて思ってあけてみると、レンズがくもっていたり点がついていたりすることがあります。
次に使おうと思った時、レンズがくもっていてはクリアな画像が撮れませんし、フリマに出すにしても買い取り金額が下がってしまいます。
ではレンズの掃除ってどうすればいいのでしょう?
自分でできるのか、プロに頼まなくてはいけないのか?
軽いくもりやカビは専用のクリーニングキットで掃除すればとれますが、ひどい場合はプロの手に任せた方がよいでしょう。
まずは汚れやカビの種類からみていきますね。
レンズのくもりの原因は保管環境によるものと、経年劣化によるものが挙げられます。
レンズに使われるガラスそのものがくもってしまった場合と、レンズ表面のコーティングが劣化のため、くもった場合があります。
レンズやカメラ本体は湿気が苦手なので、長いことカメラケースにいれたまま保管はNGです。
カメラケースは湿気を通しますので、ケース内に湿気がたまりレンズのカビの原因になります。
それでは、カメラのレンズの掃除のしかたをご紹介しましょう。
通常は使ったあとはレンズや本体についた汚れを専用のクリーニングキットを使って落とし、防湿庫やドライケースに保管しましょう。
そして入れっぱなしではなく、時々取り出して動かしてみることが大事です。
使用頻度が高いカメラは外気にふれることで空気の流れが生まれ、カビ対策ができていると言えます。
次に外からだけでなく分解してレンズを掃除したいときの注意点をお伝えします。
自分で分解した物はどんな高額なカメラでも価値がなくなると思ってください。
うまくいったと思っても素人では精度をあげることはできないので、新品同様にはなりません。
また修理から戻ったときの状態にもなりえません。
やってみると案外簡単!?カメラを分解する道具を揃えよう!
カメラを分解するには、専用の道具が必要です。
分解するための道具を準備しましょう。
◆ドライバー
精密機械用のプラスのドライバーです。
100均の物もありますが、大事なカメラのネジの頭をつぶさないよう、ネジの頭にフイットする精度のよい物を用意します。
◆カニ目レンチ
カメラのレンズは、ガラスのレンズにいくつかの輪っかのようなパーツがついています。
これをひとつずつレンズ面に傷つけることなく外していくために用意しましょう。
パネルのスリットや、穴に引っかけることで回してパネルやリングをはずすことができます。
カニ目レンチは少し手が滑ってもレンズを傷つけることがあるので細心の注意を払いましょう。
◆吸盤オープナー
レンズの押さえリングを外すときに吸盤を押しつけて回すと押さえリングを外すことができます。
カニ目レンチと吸盤オープナーのどちらも使えそうな場合は、吸盤オープナーで回した方が簡単です。
◆レンズサッカー
レンズ自体を吸着して、手で触らずにレンズを取り外せます。
◆布手袋
レンズや本体を分解するときに余計な皮脂や傷をつけないように用意しましょう。
◆プラスチックケース
外した部品を入れておくためのものです。
これは100均の物で大丈夫ですよ。
何も考えずに上から重ねてあるものをそれぞれはずしていく・・・
手の器用な人や、物の分解に慣れている方には意外と簡単なことかもしれません。
それでも分解する物がカメラやレンズですと、ただはずしてまた元のように組み立てるだけではありません。
製品になるまでに精度の高い微調整をしています。
この微調整が素人とでは難しいのです。
ですから単に趣味で分解することが目的ならまだしも、レンズの性能を維持したいのであればプロにお任せすることをおすすめします。
レンズの掃除に除菌用のアルコールはNG!正しい掃除の仕方とは?
ふと見るとレンズが汚れていて、手持ちの除菌用アルコールシートで拭く、これはNGですよ。
除菌用アルコールは添加物が入っているため、レンズの掃除には不向きです。
液晶をこれで拭くと乾きが遅いため、拭きあとが残りますね。
同じようにレンズにも拭きあとが残り、くもりの原因を作ってしまいます。
おすすめはレンズクリーナーですが、なければ薬局にある無水エタノールを使います。
レンズの掃除の仕方
まずはレンズブラシでホコリを払います。
細部はブロワーでホコリを飛ばします。
レンズクリーナーまたは無水エタノールをシルボン紙(専用のクリーニングペーパー)ににじませ、レンズの前面やファインダーをやさしく拭きます。
まとめ
カメラのレンズを分解して細部を掃除する方法をご紹介しましたが、これはあくまで趣味として楽しむつもりでなさってください。
自分の愛用のカメラのメンテナンスも自分でしたいという方向きです。
カメラのレンズをカビやくもりから守る方法は、カメラを使ったら、皮脂や汚れを拭き取ってから保管すること。
そしてカメラケースから出して防湿庫やドライケースで保管すること。
入れっぱなしにしないで時々取り出して動かすこと。
日々の手入れが大事です。
メーカーのサービスセンターでメンテナンスをしてもらうのもおすすめです。
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